先日、発表になったソニーのα57ですが、世界初の「オートポートレート
フレーミング機能」を搭載・・・だそうです。
3分割構図を基本に、顔検出時にポートレートとしてバランスの取れた構図
での自動トリミング画像を同時記録という仕組みのようです。
たしかに、写真を趣味としていない一般人や初心者の写真を見ると、「構図が
中途半端だなあ」って思うことが少なくないです。
カメラが自動的にバランスの良い写真をトリミングで用意してくれるという
のはありがたい機能かなあって思います。
個人的には必要ない機能ですけど(笑)、カメラの顔認識機能がだんだん
一般化していったように、構図の自動トリミング機能も、もしかしたら、
今後他のカメラにも採用されるのかも知れません。
で、カメラが進化するのは素晴らしいと思うし、絶対的な保守的な考えでは
ないので、「そういうのもあり」だとは思います。
ただ、「何でもカメラ任せ」なのどうなのかなあって思ったりもします。
撮り直しが聞かない場面で失敗しないことはもちろん大事だとは思うけど、
失敗したことも後々は良い思い出になることもあるし(笑)、失敗から学んで
上達することもあるだろうと思うので。
写真、必ずしも見たままに写らない(人間の目とは違う)のは、難しいと思う
反面、おもしろいとも思っています。
例えば、背景の方が明るい状態で、人物を適正露出で撮れば、背景が白飛びし、
背景がちゃんと写るようにすると、人物がアンダーになります。
上手く撮るためには、ストロボを使って明暗差を少なくするというテクニックが
必要になります。
で、カメラが進化していけば、そういう難しい場面でも、誰でも簡単に上手く
撮れるようになっていくということになります。
それって、良いことのように思えるけど、でも逆に、つまらなくなることでも
あるのかなあって思ったりします。
ちなみに、個人的に、顔認識は「あり」だと思う(自分が使うかともかく)けど、
最近流行の「アートフィルター」は意味ないと思っています。(笑)
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